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9月10月の不動産売却はどう?タイミング判断の重要ポイントを解説

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鳥居 康孝

筆者 鳥居 康孝

不動産キャリア30年

これからの社会の根底を不動産業を通して変えていきたいと強く考えています。この業界は長いので、過去・現在・未来の変化を肌で感じていますので、お客様に寄り添ったご提案には自信があります。どんな些細なことでもお気軽にお問合せください。

このブログはこのような方におすすめ!
  • 9月・10月に不動産を売却しようと考えている
  • できるだけ早く・計画的に不動産を売却したい
  • 「今売るべき?」と売却タイミングに迷っている

不動産を売却したいと考えた時に、9月や10月が本当に良いタイミングなのか、不安に感じる方は少なくありません。
例年の取引の流れを見ると、この時期は秋の繁忙期といわれることが多く、実は売却戦略を立てやすいシーズンでもあります。
しかし、年度末や春と比べてどのような特徴があるのか、また自分の事情に合った時期なのかは、しっかりと整理して判断する必要があります。
この記事では、不動産市況の年間サイクルや成約の傾向を踏まえながら、9月10月の売却タイミングの考え方と、成功させるための準備スケジュールを分かりやすく解説します。
自分にとって今が売り時かどうかを見極めたい方は、ぜひ読み進めてみてください。

9月・10月は不動産売却に適した時期か

不動産の売買は年間を通じて行われていますが、月別の成約件数を見ると一定のサイクルがあることが公的統計から分かります。
とくに春先と秋口は成約件数が増えやすく、いわゆる繁忙期として位置づけられています。
秋の中でも9月・10月は、企業の人事異動や決算後の住み替え需要が重なり、購入検討者の動きが活発になりやすい時期です。
このような背景から、9月・10月は不動産売却のタイミングとして注目されやすい時期と言えます。

公益財団法人東日本不動産流通機構の月別データなどをみると、成約件数は年間で3月前後に最も多くなる一方、秋の9月前後にも第2の山が現れる傾向があります。
また、国土交通省が公表する不動産取引や価格指数の統計からも、取引量や価格は年間を通じて変動しつつ、春と秋に需要が集まりやすい構造がうかがえます。
一方で、真夏や年末年始は成約件数がやや落ち込む傾向があり、比較すると9月・10月は買い手と売り手が出会いやすい時期です。
このような季節性を把握したうえで、売却開始の月を検討することが大切です。

9月・10月に売却を始めるメリットとしては、購入意欲の高い検討者が動きやすく、内覧の予定も組みやすい点が挙げられます。
一方で、春のピークほどではないものの、同じように売却を考える所有者も一定数いるため、物件同士の比較検討が進みやすいという側面もあります。
また、年内の引き渡しを目標にする買い手にとって、9月・10月に契約できれば資金計画や確定申告の準備がしやすいという実務上の利点があります。
総合的にみると、期限にやや余裕があり、落ち着いた環境で売却活動を進めたい方にとって、9月・10月は比較的向いている時期と考えられます。

時期 市場の特徴 売却に向くケース
春の繁忙期 成約件数最多水準 多少強気の価格設定
9月・10月 秋の第2繁忙期 年内成約を目指す売却
真夏・年末 成約がやや少ない時期 急がず様子見の売却


9月・10月売却を成功させる準備スケジュール

9月・10月に不動産売却を目指す場合は、少なくとも売り出しの2〜3か月前から計画的に準備を進めることが重要です。
具体的には、登記簿謄本や建築確認関係書類、管理規約などの確認といった書類面の整理に加え、近隣の成約事例や公的な不動産価格指数を参考におおよその相場感を把握します。
また、室内の簡易な補修やハウスクリーニング、不要物の処分など、見学時の印象を左右する作業も早めに着手しておくと、売り出し開始時点で購入希望者に選ばれやすい状態を整えやすくなります。

売却準備から成約に至るまでの平均的な期間を把握しておくと、9月・10月をゴールとした逆算スケジュールを組みやすくなります。
東日本不動産流通機構などの統計では、登録から成約までの期間はおおむね1〜3か月程度で推移しており、価格やエリア、物件種別によってばらつきがあるものの、一定の目安として活用できます。
この期間に加え、査定の検討や媒介契約の締結、売り出し価格の調整にかかる時間を考慮すると、9月に売り出しを始めたい場合は、7月頃から査定や相場確認を開始し、8月中には販売戦略を固めておくことが現実的です。

9月・10月の成約・引き渡しを想定した場合のタイムライン例としては、6月〜7月に事前相談と資料整理、7月〜8月に査定の検討と売り出し価格の決定、8月下旬〜9月上旬に売り出し開始、その後1〜3か月で成約という流れが一つのモデルになります。
引き渡し日は、買主側の資金手当てや金融機関の融資実行日、登記手続きのスケジュールを考慮して決定する必要があるため、成約から少なくとも1か月程度の余裕を見込んでおくと安心です。
また、自身の引っ越し予定や次の住まいの契約時期、譲渡所得の申告期限なども踏まえながら、無理のない範囲でスケジュールに余裕を持たせることが、9月・10月売却を成功させるうえでの大きなポイントになります。

時期 主な準備内容 注意したいポイント
売却3か月前頃 書類整理と相場確認 公的統計で市況把握
売却2か月前頃 査定検討と価格方針 成約までの期間想定
売却1か月前頃 室内整備と写真準備 引き渡し時期を仮決め
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9月・10月の不動産市況と売却価格への影響

不動産を売却する際には、自分の事情だけでなく、金利や景気、人口動態といった大きな流れを踏まえてタイミングを考えることが大切です。
近年は、住宅ローン金利がマイナス金利解除以降ゆるやかに上昇する局面にあり、借入コストの変化が購入検討者の動きに影響を与えています。
一方で、総人口は長期的に減少傾向が続いており、地域や物件の特性によって需要の強さに差が生じやすくなっています。
このようなマクロ要因を踏まえて、9月・10月という「秋の繁忙期」に売却戦略を組み立てることが重要になります。

不動産価格全体の動きは、国土交通省が公表する「不動産価格指数(住宅)」から確認できます。
直近の統計では、住宅の価格指数は中長期的に見ると上昇基調を維持しつつ、月ごとには小幅な増減を繰り返して推移している状況です。
このため、9月・10月だから特別に価格が大きく上下するというよりも、年間を通じたトレンドの中で、需要が高まりやすい時期として位置付けられます。
とくに、売却の開始時期と成約時期が統計上どのような流れになっているかを把握しておくと、価格設定や販売期間の見通しが立てやすくなります。

実際の取引動向を見ると、東日本不動産流通機構の市場動向データでは、中古住宅の成約件数が春から初夏にかけて伸び、その後も秋口まで一定の水準で推移する傾向が確認できます。
また、登録から成約までの日数は、おおむね数十日から100日前後に分布しており、市況の変化によって短くなったり長くなったりしています。
こうしたデータからは、9月・10月に売り出した物件が、適切な価格であれば年内の成約を十分に狙える時期であると考えられます。
一方で、金利上昇局面では購入希望者の資金計画が厳しくなることもあり、強気な価格設定をし過ぎないことも大切です。

確認したい指標 おおまかな傾向 売却時の考え方
住宅ローン金利水準 近年は上昇基調 無理のない価格設定
不動産価格指数 中長期で緩やか上昇 直近数年の水準確認
成約件数と日数 春と秋に需要集中 販売期間に余裕確保

9月・10月に売却を検討中の方が確認したいポイント

まず、9月や10月に不動産売却を考えるときは、ご自身やご家族の今後の暮らし方を整理することが大切です。
住み替えや転勤、相続した不動産の処分など、売却理由によって必要な手続きや急ぎ具合が異なるためです。
さらに、不動産を売却して利益が出た場合には「譲渡所得」として確定申告が必要となり、譲渡した年の翌年2月16日から3月15日までが申告期限とされています。
9月や10月に引渡しがずれ込むと申告の準備期間が短くなることもあるため、税金の時期を意識したスケジュール管理が重要です。

次に、売却に期限がある方は、契約や引渡しまでに必要な期間を逆算して、9月や10月をどのように位置づけるかを考える必要があります。
東日本不動産流通機構のデータをもとにすると、レインズ登録から成約までの平均日数は、中古住宅等でおよそ80〜100日前後となっており、約3か月程度かかる傾向があります。
さらに、成約後の決済や引渡しにも通常1か月前後を要するため、全体では3〜6か月程度を想定しておくと無理のない計画になります。
たとえば年内の引渡しを希望する場合には、遅くとも夏頃から準備を始め、9月や10月を「売り出しのピーク」として位置づけると、スケジュールに余裕が生まれます。

また、9月や10月に売却する際には、「早く売ること」と「できるだけ高く売ること」のどちらを優先するのかをはっきりさせておくことが大切です。
近年の不動産価格指数を見ると、住宅価格は中長期的にみて緩やかな上昇基調にある一方で、金利や景気動向によっては先行きが不透明になる局面もあります。
そのため、売却期限が迫っている場合には、多少価格を抑えてでも秋の需要が高い時期に確実に成約させる判断も選択肢になります。
一方で、時間に余裕があり価格を重視したい方は、相場や市況を見ながら販売期間を長めに想定し、価格調整の余地を残しておくとよいでしょう。

確認項目 9月・10月売却で意識したい点 見直しの目安
ライフプラン 住み替え時期と引渡し日の整合 転居先の契約前後
税金と申告 譲渡所得の有無と申告期限 売買契約締結時
売却優先度 価格重視か早期成約かの判断 売り出し前の家族会議

まとめ

9月10月は、不動産売却のチャンスが広がりやすい時期ですが、成功には事前準備とスケジュール管理が欠かせません。
市況や金利、税金のタイミング、住み替えや相続などの事情を総合的に考えることで、納得度の高い売却が実現しやすくなります。
「うちの物件はいつ、いくらで売り出すのが良いか」を個別に知りたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
状況を丁寧にヒアリングし、9月10月の売却が向いているかどうかも含めて、無理のない進め方をご提案いたします。

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